「小さな経済を回すということ~たまプラーザの眼鏡店「LOCAL」について~」という記事がものすごく良かった話。

思ったこと

この記事を読みました。

いきなりですがまずは皆さんも一回このブログから離れて下の記事を読んでください。

小さな経済を回すということ~たまプラーザの眼鏡店「LOCAL」について~

読みながらお店の雰囲気が想像できて、すごい温かな気分になれましたね。きっと店主の矢田さんは真っ白なヒゲが生えているおじ様に違いない。(想像)

そんでこの記事を読んで大事やな〜と思ったことが2点ありまして、

1、名前の持つ力

店員さんと客は言ってしまえば匿名の関係であり、その希薄な匿名性の関係を「代金」でもって帳消しにしている。

だが名前を知り、呼ばれることで、その冷たい関係が薄れ、代わりに信頼と愛着が湧き上がってくるのだ。当たり前だけどそんな力を「名前」は持っていることに気付かされた。

確かにその通りやな〜と、妙に納得してしまいました。やはり僕も仕事柄たくさんの人に出会う機会が多いのですが、出会う総数が多ければ多いほど、一人一人に自分が持っている「丁寧さ」みたいなのが割けにくくなっているような気がしなくもないですね。要は、対応が雑になっているというか。

や、もちろんお会いする人に悪意をもって対応をしているとかそういう話ではないんですが、ただ、どうしても「その場をうまいことこなす」ことばかりに意識がいってしまって、じっくりと腹を割って話ができているかな〜、本気でその人と仲良くなろうとできているかというと、なかなか合格点は出せないですね〜。
ある程度大人になった分、その場をちゃっちゃとこなすことはまあできるようになったような気もしますが、だからこそお互いに気を許せる関係を作ることを意識していかなきゃな〜と思いますね。

そしてその方法の一つとして上記の名前を呼ぶ、ということが凄い効果的で温かみがあることなんでしょう。

もう一つは

2、愛着のこと

「そんなに稼げなくて良いんですよね。兎に角食べていけるだけのお金があれば」
「だからメディアに出るのも断っているんです。みなさんの相手が出来なくなるから」

僕も自分で商売をやっている以上、どうしてもお金をたくさん稼ぎたいという思いはあります。そしてその気持ちを今までなんとなく否定も肯定もできていなかったのですが、なんかこの記事を読むと、やっぱりお金を稼ぐことももちろん大事やけど、必要な分が確保できたらあとはもう、どれだけ丁寧に一人一人のお客さんと向き合えるかが大事なのかなと考えました。

おかげさまで今の僕も多くはないですがなんやかんや食べていけるだけのお金はあるので、この矢田さんのように優しい仕事をしていきたいですね。

で、ただ一点不安なのが、今これを書いているときは、この該当の記事を読んで、その記事のなかに溢れている優しさとか、温もりを感じているのでそれが僕にも伝染して「必要以上のお金よりも対人の温もりが大事」みたいな気持ちになっています。が、いざ一歩また社会のなかに飛び込めば、どうしても金を稼がなきゃ!って思わせられることが氾濫していて、そうなるとまた僕自身もそれに影響されて「とにかく稼がなきゃ!」みたいな気持ちになってしまうんだろうなぁと思います。
周囲の環境に左右されすぎですね。高校生の頃に比べたら出来るようになったことも増えて自信もついたと思ったのですが、まだまだですね。

まあでもちょい関係ないかもですが、ガンジーも

『あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。』

っていってますしね!世界の影響力は凄いんでしょうやっぱり!そりゃ僕が影響されるのもしゃーない!(開き直り)

そしてこの矢田さんの記事をよんで一番じ〜んときたのがこれ。

通りがあり、愛着をもって居続けたいと思う人がそこで商売を始める。
大きく稼ぐことよりもそこに来る人を大切に、丁寧に迎え入れること。
そこで生まれるコミュニケーションがまた、新しい人を遠くから呼んでくる。
それらは全て「個人」から始まるということ

この文は、どうかじっくりとゆっくりと落ち着いて味わってほしいですね。どこまでいっても目の前の個人を大切に出来るかどうかが、積み重なって大きな分かれ目になるのかなあと思います。なんとなくミスチルっぽいですね。

Mr.Children「彩り」

とまあ、なんだかこの記事を読んでいろいろと考えたのと、温かい気分になれたので、それがこのブログを読んでいる人にもおすそ分けできればいいな!の記事でした。

小さな経済を回すということ~たまプラーザの眼鏡店「LOCAL」について~

おすすめですの記事です。
おしまい!

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